在宅診療
当院まで来院することができないような患者様（脳梗塞、廃用症候群、神経原性疾患、筋原性疾患、末期がんのターミナルケア）の定期的な訪問診療やオンライン診療を行っております。
在宅での人工呼吸器や在宅酸素の管理も行います。また、携帯用心電計や小型超音波診断装置などでの在宅検査も可能です。
携帯型心電計 ESP-350
重症で来院できない方や定期的に訪問診療を受けている方で心電図検査が必要な時に自宅で検査することができます。
小型超音波診断装置
訪問診療や来院できない患者様で超音波検査が必要な時に自宅できる超音波機器です。
湿潤療法
外傷や熱傷などの創傷部を湿潤環境に保ち治療する方法です。創傷部の痛みが少なくきれいに治る治療です。
当院でもプラスモイストなどの被覆材を使用した湿潤療法を行っております。湿潤治療の希望の方は、当院までご相談ください。
湿潤療法のやり方
- 創部をよく洗浄し汚れを落とす
- 消毒や抗菌剤の軟膏を使わない
- 被覆材で創部を密封し創部を乾燥させない
湿潤療法の特徴
- 痛みが少ない
- 早く改善する
- きれいに治る
ボトックス注射
ボトックス注射とは、ボツリヌス菌Cⅼostriⅾium botulinumにより産生されるA型ボツリヌス毒素を有効成分としており、末梢の神経筋接合部における神経筋伝達を阻害することで、その筋肉を弛緩させることが出来ます。
脳梗塞のため発症した上肢痙縮や下肢痙縮、眼瞼痙縮、片側性顔面痙縮、痙性斜頸、2歳以上の小児脳性麻痺患者における下肢痙縮に伴う尖足、重度の原発性腋下多汗症などの治療で使用いたします。
当院でもボトックス治療を行っておりますので、上記症状があれば当院までご相談ください。
禁煙外来
喫煙を単なる習慣や嗜好と考えるのではなく、ニコチン依存症という病気として捉え、必要な治療を行います。
お薬を使い、医師の診察を受けることで無理なく禁煙ができます。
計12週間の内服治療（チャンピックス）と計8週間のパッチ剤（ニコチネルパッチ）があります。
保険適用条件
- （1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数）が200以上。
※35歳未満には上記要件がありません。 - ニコチン依存症の判定テストが5点以上。
- ただちに禁煙を始めたいと思っている。
- 禁煙治療を受けることを文書で同意している。
- 前回の治療の初回診療日から1年経過していること。
※過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方の場合、前回の治療の初回診察日から1年経過しないうちは、自由診療となります。
スモーカーライザー（呼気中一酸化炭素濃度測定器）
禁煙外来で検査するもので、呼呼気中一酸化炭素濃度測定器（COモニター）は、喫煙/禁煙の評価に必要であるとともに、禁煙維持への患者の動機づけにも有用です。
1日に吸うタバコの本数と呼気中CO濃度は相関します。初診時に高値を示していた患者が禁煙導入に成功し再診時に測定すると低値を示すことで、自分自身でタバコの影響が低くなってきたことが実感できるため、禁煙継続の動機づけに効果的です。
