予防接種・予防外来
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予防接種・外来

新型コロナとインフルエンザ以外のワクチン接種希望の方は、 2~3日前に(狂犬病と髄膜炎菌ワクチンは、1週間以上前に)電話でのご予約をお願いします。

03-3377-4077

ワクチン接種の注意事項

  • 接種後15分から30分程度接種場所で様子を見てください。
  • 接種部位は揉んだり、たたいたりしないでください。
  • 接種前後の激しい運動は避けましょう。
  • お風呂は接種後2時間ほどたってからにしましょう。
  • 予防接種当日の飲酒は控えめにしましょう。
  • 体調に異変があった場合はすぐに医療機関に連絡しましょう。

予防接種後の副作用

副反応
  • 頭痛
  • 関節や筋肉の痛み
  • 注射した部分の痛み
  • 疲労・倦怠感
  • 寒気
  • 悪心/嘔吐
  • 発熱等
重大な副反応
  • アナフィラキシー
  • 急性散在性脳脊髄炎(ADEM)
  • 脳炎・脳症、脊髄炎、視神経炎
  • ギラン・バレー症候群
  • けいれん
  • 肝機能障害、黄疸
  • 喘息発作
  • 血小板減少性紫斑病、血小板減少
  • 血管炎(IgA血管炎、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、白血球破砕性血管炎等)
  • 間質性肺炎
  • 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、急性汎発性発疹性膿疱症
  • ネフローゼ症候群

接種を受けることができない人

  • 発熱している人(※1)
  • 重い急性疾患にかかっている人
  • 本ワクチンの成分に対し重度の過敏症(※2)の既往歴のある人
  • 上記以外で、予防接種を受けることが不適当な状態にある人

※1 発熱とは通常37.5℃以上を指します。ただし、37.5℃を下回る場合も平時の体温と比較し発熱と判断される場合もあります。
※2 アナフィラキシーや、全身性の皮膚・粘膜症状、喘鳴、呼吸困難、頻脈、血圧低下等、アナフィラキシーを疑わせる複数の症状。

注意が必要な人

  • 抗凝固療法を受けている人、血小板減少症または凝固障害(血友病など)のある人
  • 過去に免疫不全の診断を受けた人、近親者に先天性免疫不全症の方がいる人
  • 心臓、腎臓、肝臓、血液疾患や発育障害などの基礎疾患のある人
  • 過去に予防接種を受けて、接種2日以内に発熱や全身性の発疹などのアレルギーが疑われる症状がでた人
  • 過去にけいれんを起こしたことがある人
  • 本ワクチンの成分(※)に対して、アレルギーが起こるおそれがある人

妊娠中、又は妊娠している可能性がある人、授乳されている人は、接種前の診察時に必ず医師へ伝えてください。

国の公費助成条件

新型コロナワクチン

新型コロナウイルスワクチン接種を希望している方へ
  • 当院ではコロナワクチン接種を行っておりません。
  • 予約をご希望の方は
    • 渋谷区の新型コロナウイルスワクチン予約専用のサイト(city.shibuya.tokyo.jp
    • 渋谷区新型コロナウイルスワクチンコールセンター(電話:0120-045-405
    • 地域保健課新型コロナウイルスワクチン担当(電話:03-3463-1269

    をご利用ください。

東京都の公費助成条件

インフルエンザワクチン

  • 1~12歳まで
  • 1週から4週間の間隔をあけて2回接種
  • 13歳~中学生まで
  • 1回接種
  • 65歳以上
  • 1回接種
  • 60~64歳で心臓・じん臓・呼吸器の機能、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害があり日常生活が極度に制限される方(身体障害者手帳1級相当の人)
  • 1回接種

ヒブ(ヘモフィルスインフルエンザ菌b型)ワクチン

⽣後2か⽉〜5歳未満までが対象

  • 標準的に生後2か月~7か月未満開始すること
  • 初回4~8週間の間隔で3回後 1年後に追加1回接種
接種漏れ
  • 生後7か月~1歳未満が初回
  • 初回4~8週間の間隔で2回後 1年後に追加1回接種
  • 1歳以上5歳未満が初回
  • 初回1回接種

4種混合
(百⽇咳・ジフテリア・破傷⾵混合・ポリオ)

  • ⽣後3か⽉以上7歳6か⽉未満までが対象
  • 標準的に3か⽉齢〜12か⽉の間までに完了すること
  • ぎりぎりだと2回⽬以降は公費外になります。
  • 初回3~8週間あけて3回 1年後に追加1回接種(6か月から可能)
種類と違い
  1. スクエアキッズ
    • ソーク株(野⽣株)からポリオワクチンを⽣成
    • 全世界のスタンダード
    • 野⽣株とは、病原性のある野⽣株を⼤量に培養し不活性化させたものです。
  2. クワトロバック・テトラビック
    • ゼービン株(弱毒株)からポリオワクチン⽣成
    • ⽇本独⾃
    • 弱毒株とは、病原性を持つ野⽣株の毒性を弱めたものを⼤量に培養し不活性化したものです。

2種混合(ジフテリア・破傷⾵)

  • 11歳以上13歳未満
  • 1回接種

日本脳炎ワクチン

第1期
  • ⽣後6か⽉以上7歳6か⽉未満が対象
  • 3歳未満は0.25mlで接種
  • 標準的には3歳〜4歳未満までに1回接種
  • 初回6〜28⽇あけて2回、1年後に追加1回接種
第2期
  • 9歳から13歳未満が対象
  • 1回接種
種類と違い
  1. エンセバック
  2. ジェービックV
  • 精製過程の違い

B型肝炎ワクチン

  • 出⽣後から1歳未満までが対象
  • 標準的には、⽣後2か⽉齢から9か⽉未満の間に接種
  • 初回27⽇以上あけて2回接種後、139⽇以上後に追加1回
  • 10歳未満は、0.25mlで接種
種類と違い
  1. ビームゲン
    • B型肝炎ウイルス(Genotype C)の表面蛋白質を酵母菌に産生させ、精製したワクチン
    • 海外ワクチンとの互換性不明
  2. ヘプタバックス
    • B型肝炎ウイルス(Genotype A)表⾯蛋⽩質を同様に産⽣させ、精製したワクチン
    • ビームゲンで抗体がつかなかった⽅や海外に⾏く⼈などにお勧め
    • 海外ワクチンと互換性あり

子宮頸がんワクチン

  • 10歳以上の⼥性に摂取可能
  • ⼩学6年⽣から⾼校1年性相当の就学期間が対象
  • 標準的に13歳に摂取
種類と違い
  1. サーバリックス2価:HPV 16・18型
    • ガーダシルに⽐べて⾎中抗体価が⾼い傾向がある
    • ガーダシルより副反応が多く強い傾向がある
    • 初回筋⾁内接種後、1か⽉後、6ヶ⽉後
  2. ガーダシル4価:HPV 6・11・16・18型
    • 子宮頸がんのおもな原因ウイルスHPV16・18のワクチンに、尖圭コンジローマの原因である6・11のワクチンも加えたもの
    • 初回筋⾁内接種後、2か⽉後、6か⽉後

水痘・帯状疱疹ワクチン

  • みずぼう瘡の既往がない1歳から3歳未満までが対象
  • 1回⽬接種:⽣後12⽉から⽣後16か⽉未満に接種
  • 2回⽬接種:1回⽬の接種後6か⽉か12か⽉経過してから接種

⿇疹・⾵疹混合ワクチン

  • 標準的に1歳から2歳未満の間(第1期)、5歳から7歳未満(第2期)の接種が対象
  • 第1期(1歳から2歳未満の間):1回接種
  • 第2期(5歳から7歳未満):1回接種

BCG(当院では⾃費のみ施⾏しております)

  • 1歳未満にまでが対象
  • 標準的には⽣後5か⽉〜7か⽉に接種
  • 1回接種

肺炎球菌(プレベナー13)ワクチン

  • ⽣後2か⽉〜6歳未満が対象
  • 標準的に⽣後2か⽉〜7か⽉未満に開始すること
  • 初回27⽇以上あけて3回接種後、60⽇以上あけて追加1回
接種漏れ
  • ⽣後7か⽉以上12か⽉未満
  • 初回27⽇以上あけて2回接種後、60⽇以上あけて追加1回
  • 1歳以上2歳未満
  • 初回1回接種後、60⽇以上あけて追加1回
  • 2歳以上6歳未満
  • 初回1回

肺炎球菌(ニューモバックス)ワクチン

  • 65歳以上で5の倍数の誕⽣⽇年が対象
  • 無脾症(初回は2歳以上)
  • 60〜64歳で⼼臓・じん臓・呼吸器の機能、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、⽇常⽣活が極度に制限される⽅(⾝体障害者⼿帳1級相当の⼈)も対象
  • 助成は1回しか出ませんが、2種類のワクチン接種が推奨されております。
  • ニューモバックス接種後、1年以上空けてプレベナー13を接種
  • プレベナー13を接種後、6ヶ⽉〜4年以内にニューモバックスを接種
肺炎球菌ワクチンの違い
商品名 プレベナー13 ニューモバックス
肺炎球菌の莢膜抗原
90種以上のうち
13種類を含む 23種類を含む
抗体のつきやすさ 強い 弱い
抗体持続期間 10年以上 5年

渋⾕区の公費助成条件

ロタウイルスワクチン

  • ⽣後6〜32週の間にある乳児が対象
  • 標準6週〜14週6⽇までに1回⽬接種(腸重積の合併を最⼩限にするために)
種類と違い
  1. ロタテック:5価
    • ⽣後6週から32週までが対象
    • 3回投与しないと効果が出にくいが、3回投与するとロタリックスより軽度効果が⾼い
    • 腸重積発⽣率が軽度⾼い
    • 4週間以上間隔をおいて3回経⼝接種
  2. ロタリックス:1価
    • ⽣後6週から24週までが対象
    • 1回投与でも免疫がある程度得られる
    • 4週間以上間隔をおいて2回経⼝摂取

おたふくワクチン

  • おたふくかぜ既往歴のない1歳以上が摂取可能
  • ⽣後24〜60⽇の間に摂取することが標準
  • 1歳から3歳までが対象
  • 1回接種
  • 自費になりますが、2回接種推奨されています。
  • 接種後3~4年後推奨(または4週間以上あけて接種)

⿇疹・⾵疹混合ワクチン

  • 2歳以上18歳以下の定期予防接種未接種の⽅が対象
  • 最⼤2回接種(未接種回数分のみ)

⾵疹(⼤⼈)ワクチン

  • ⾵しん抗体価が低い(HI法で16倍以下またはEIA-IgG価8.0未満)
  • 次のいずれかに該当する⼈
  • 19〜49歳で妊娠を希望する⼥性または同居の配偶者
  • ⾵しん抗体価が低いことが明らかな妊婦と同居の配偶者
  • ただし明らかに2回の⾵しんの予防接種歴がある⼈、検査で確定診断を受けた⾵しんの既往歴がある⼈は受けることができません。
  • MR(⿇しん・⾵しん)混合ワクチンまたは⾵しん単独ワクチン、いずれかを1回接種

水痘・帯状疱疹ワクチン

  • 50歳以上の方が対象(※一部助成)
  • 2種類のワクチンがあり、希望でどちらかを選択できます。(違いは下記参照)
  • 助成を受ける方はワクチンを選択してから、接種前に渋谷区保健所地域保健課予防接種係に電話をして直接予診票をもらってください。(電話:03-3463-1412
ワクチンの種類と違い
  1. 弱毒生水痘帯状ワクチン(ビケン)
    • 弱毒化したウイルスを接種
    • 小児接種:2回接種(助成あり・上記参照)
    • 50歳以上接種:1回接種(自費:8,000円)
      ※令和5年4月より4千円の助成金あり
    • 予防効果
      :小児
      ―1回接種75%・2回接種90%
      :50歳以上―1回接種50%
    • 効果持続
      :小児―20年
      :50歳以上―8年前後
  2. 不活化ワクチン(シングリックス)
    • ウイルスの抗原(ウイルスの一部のたんぱく質)を接種
    • 50歳以上が接種適応
      2か月間隔で2回接種(自費:22,000円)
      ※令和5年4月より1万円の助成金あり
    • 予防効果:2回接種―90%以上
    • 効果持続:2回接種―10年前後
    • 費用が高価

その他

A型肝炎ワクチン

  • 1歳以上で摂取可能
  • ウイルス性A型肝炎に感染する可能性のある国へ旅⾏する⽅は接種をお勧めいたします。
  • 60歳未満では抗体保有率が低いため、接種をお勧めします。
  • 初回2〜4週間の間隔で2回接種後6か⽉後に追加1回

破傷⾵ワクチン

  • 破傷⾵感染のおそれのある負傷を受けたときは直ちに本剤を接種する。
  • 1回0.5mLを⽪下⼜は筋⾁内接種

狂⽝病ワクチン(⽇本製)

  • 狂⽝病に感染する可能性のある国へ旅⾏する⽅は接種をお勧めいたします。
禁忌
  • ゼラチンやワクチンにアレルギーある⽅
暴露前免疫
  • 4週間隔で2回接種後、6〜12か⽉後に追加1回
暴露後免疫
  • 第1回⽬を0⽇とし、以降3、7、14、30及び90⽇の計6回⽪下に注射する

髄膜炎菌(メナクトラ)ワクチン

  • アフリカの髄膜炎ベルト地域を含めた流⾏地に渡航する者、⽶国等の留学先でワクチン接種を要求されている者などに接種する。
  • 11〜12歳:1回筋⾁内接種
  • 16歳:さらに1回筋⾁内接種
  • 無脾症や脾臓摘出後、ハイリスク地域に⾏く⽅:8週間あけて2回筋⾁内接種

予防外来

予防外来での診察は、1回1000円の診察料がかかります。

マラリア予防

マラリアは、ハマダラ蚊がマラリア患者を吸⾎することでマラリア原⾍が蚊の中で増殖し、その蚊が別の⼈を吸⾎することで感染が広がります。

マラリア原⾍が体内はいると⾚⾎球に寄⽣し、⾚⾎球が破壊され、発熱や貧⾎などの症状を引き起こします。マラリアは原⾍の種類により、熱帯熱マラリア、三⽇熱マラリア、卵形マラリア、四⽇熱マラリアの4種類に分類されます。

熱帯熱マラリアは、重症で⽣命にかかわるため早期治療が必要です。蚊に刺されないよう、明るい⾊(蚊は⿊い⾊を好む)の⻑袖・⻑ズボンを着⽤することや防⾍スプレーや蚊帳などを使⽤すること。
マラリア感染地域を渡航する⽅は、予防薬の内服をお勧めします。

マラリア予防薬の種類

  マラロン配合錠 メファキン錠 ビブラマイシン錠
一般名 アトバコン
プログアニル塩酸塩
メフロキン塩酸塩 ドキシサイクリン塩酸塩
内服法 必ず食後
毎日1回内服
大量の水で食後に内服
週1回内服(同曜日)
大量の水で内服
毎日1回内服
予防投与法 現地到着1~2日前から開始
現地を離れた後7日間まで
現地到着1週間前に開始
現地を離れた後4週間
現地到着1~2日前から開始
現地を離れた後4週間
禁忌 重度の腎障害
本剤の成分に過敏症がある方
妊娠・てんかん・小児
精神病患者・キニジン内服者
テトラサイクリン系に
過敏症のある方
副作用 重度の肝障害・胃腸障害 痙攣・不安・睡眠
幻覚・不整脈
中毒性表皮壊死症
薬剤性過敏症症候群
偽膜性腸炎・光線過敏症
下痢・カンジタ・下血
使用上の注意 本剤を飲んで1時間以内に嘔吐した場合再投与すること 投与開始後4週間は平衡障害が出る場合があるので運転や激しい乗り物に乗車しないこと
狂犬病や腸チフスワクチンの効果を減弱する
マグネシウムやカルシウムを多く含む食品やサプリは吸収を低下させるため同時に取らない
日光を直接浴びない

高山病予防

⾼⼭病とは、⾼度2500m以上で低酸素状態が続くことにより頭痛や吐き気、嘔吐、めまい、眠気などが⽣じたり、重症例では肺⽔腫や脳浮腫なども起きる怖い病気です。⾼度順応するには、時間をかけて徐々に⾼度上げて空気の薄い状態に慣れていく必要があります。

短時間で⾼い⾼度に⾏く旅⾏や仕事の⽅には、⾼⼭病予防薬がおすすめです。

⾼⼭病予防薬(ダイヤモックス)

効果
  • 呼吸中枢を刺激することにより、呼吸回数が増えて低酸素状態を改善する
  • 脳の⾎管拡張作⽤により⾎流が増⼤し、脳の低酸素状態を改善する
副作用
  • ⼿⾜のしびれ
投与法
  • ⾼地到着する前⽇から到着後3⽇までの4⽇間
  • 1回125mg(250㎎半錠)を1⽇2回内服
  • ⾼⼭病を発症してしまった場合
  • 1回250mgを1⽇2回
注意事項
  • ダイヤモックスは、⾼⼭病の初期症状を予防する程度の薬であり、服⽤していても⾼⼭病にかかることがあります
  • ダイヤモックスを服⽤してるからといって、急激に登らない
  • 少しずつ⾼度を上げてゆっくり登る
  • 常に⼤きく呼吸する
  • ⽔分補給を怠らない
  • 服装や荷物で体を締め付けないようにする
  • 苦しくなったら無理をせず下⼭する

インフォメーション
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アクセス

診療時間

診療時間
9:30~12:30
15:30~18:30

… 土曜日午前は9:30~13:00まで開院しています
【休診日】土曜午後、木曜、日曜、祝日

交通機関

  • バス京王バス 宿41/宿45 幡ヶ谷不動尊前下車
  • 電車京王新線 「初台駅」北口より徒歩6分
  • 無料駐車場(2台)あり
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